漢方の観点から、食事内容を改善して、汗をかきにくい体にする

漢方で食事改善

市販の制汗剤が効かないほど、大量の汗に悩んでいるなら、一度食事を見直してみても良いかもしれません。

もちろん、大量の汗の裏には、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの病気が隠れている場合がありますから、食事で汗かきが完全に治るとは言えません。

それでも食事と体は深い繋がりがあるので、食事を改善することで、汗をコントロール可能な域まで持っていける可能性があります。

食事の改善で体のコントロールがしやすくなる

食事と体の関係で思い浮かぶのが漢方でしょう。

漢方では体のどこかに不調があれば、それが汗となって現れるという考えがあります。

例えば、いつも疲れやすくて、ぐったりしがちだという人は、エネルギーが不足しているのかもしれません。

一見、エネルギーが不足している人は、汗をかきにくいように思えますが、体内のエネルギーが不足してしまうと、皮膚のバリア機能が低下してしまって、皮膚が緩み、汗が出やすくなってしまいます。

いつもぐったりしていてエネルギー不足の人は、内臓にエネルギーを増やす食べ物を食べることが大切で、山芋やさつまいも、レンコン、また人参やくこの実などを食事に取り入れるようにしてみてください。

内臓を元気にしようとして、肉類などの動物性タンパク質を多く摂取するのは止めておきましょう。

なぜなら動物性タンパク質は代謝熱が多く発生するので、汗をかきやすくなってしまいますし、第一、胃もたれの原因となってしまいます。

もともと内臓の元気がないのに、胃もたれしやすい肉類などを食べてしまったら、ますます活力が無くなってしまうだけです。

内臓のエネルギーが足りない人は、冷えも気になっているかもしれません。

シナモンやこしょう、クローブなどを食事に取り入れて、体が温まるようにしてみてください。

基本的に汗をかきやすくするので、スパイスはNGなのですが、冷えが気になるようでしたら、適量のスパイスを使って食欲を増進し、かつ体を温めるようにしてください。

生活習慣の改善は一緒にやると効果が高い

次に夜更かしが好きな人や、ジャンクフードが好きな人、暴飲暴食をする人など、生活習慣を改善したほうが良い人は、体内に余分な水分や熱を溜め込みがちです。

このようなタイプの人は、まず生活習慣を見直して、かつ、食事を腹八分目までにするとか、豆や雑穀などを取り入れるとか、きゅうりや冬瓜などのウリ科の野菜を取り入れるなど、食事内容を工夫することが大切です。

特に豆類や雑穀、ウリ科の野菜は、余分な水分や熱を体の外に出す働きがあるので、おすすめです。

毎日忙しくて、どうしても食生活が乱れがちという場合でも、まずは意識してこれらの食材を食べるようにしてください。